こんにちは〜代表の澤です。
先日、TV Tokyoの”カンブリア宮殿”という番組を見ていたら、『さらば寝たきり、注目のリハビリ病院』というタイトルで東京都渋谷区にある 初台リハビリテーション病院が紹介されていました。
リハビリテーション病院の役割は、上図のように急性期病院と自宅との中間に位置し、急性期病院に救急搬送されてきた患者さんの自宅復帰を目指す病院です。
初台リハビリテーション病院は、病床数173床の回復期リハビリテーション病院で、脳梗塞やくも膜下出血などの脳卒中による麻痺をかかえた患者さんが、全体の84%を占めている病院とのこと。
番組ではこちらの病院の『回復の5つの秘策』が紹介されました。
①チーム医療 → 患者1人に10人の各専門スタッフを配置
②毎日3時間・1日も休まずリハビリ → 報酬基準の最大時間内を使う
③日常の動作 全てがリハビリ → 着替・手洗、生活にかかわる全ての行為
④チーム全体で情報を共有 → 電子カルテで患者の趣味など個性も共有
⑤食事は食堂でとる → ベッドの上で行わない、食事もリハビリの一環
チーム医療を主軸とし基準の5倍以上のスタッフを配置し、日常の動作全てがリハビリとの考えから、患者さんとの毎日3時間のリハビリを2〜3ヶ月続けることで、在宅復帰率89.6%(2016年)を実現されています。
番組中で石川理事長は、リハビリで1番重要なことは「患者本人がやる気を出すこと」、「まずいものを食べ、トイレにも行けず、風呂にも入れなければ、やる気もでない」とコメントされていました。
2005年に札幌市内の病院において、既存病棟から回復期リハビリ病棟への改修設計業務をうけました。その時最初の会議で参考事例として紹介したのが、当初から話題になっており2002年に開院されたていた「初台リハビリテーション病院」です。
我々も仕事がキツくなった時は、美味しものを食べて、ゆったりとお風呂に入れば、元気になってまたやる気もでてきます。
石川理事長の話されているようリハビリの”第1歩目は本人のやる気をだすこと”、そしてリハビリを続けている中で、“患者自身が良くなっていることを実感すること”が大切なのだと番組を見ながら感じました。
現在初台リハビリテーション病院では、在宅を支援する総合的な取り組みもされています。