札幌パーキンソンMS神経内科クリニックさまです。札幌駅に隣接するオフィス ビル街の12階ワンフロアに、病院本体(医療法人 北祐会神経内科病院)と連携する サテライトクリニックをつくりたいとのご依頼です。
・ 3つの診察と処置室、患者待合・受付、リハスペースをワンフロアにつくる。 ・「脳血管疾患等リハビリテーション料Ⅰ」の診療報酬・施設基準をクリアする。 ・ 患者さんが心からリラックスできる、空間構成と仕上材の選択に配慮する。
12階のフロアからの札幌の景観を活かす効率的なゾーニングと、CAFEのように リラックスできる解放的なリハビリ・待合スペースをつくる
はじめてクリニックを来院される患者さんは、病気にくわえ交通機関での移動 もあり、不安とストレスを感じています。ビルに到着し、エレベーターを降りた 瞬間に最初に目にとびこんでくるのは手稲山の景色、さらにリハスペースからは 緑あふれる北大キャンパスが見渡せます。
「すべては、患者さんのために」 という北祐会神経内科病院の理念にもとずいています。
整備事業を進める上で大切なのは、確実に収入を上げ、支出を拡大させないこと。
今回の診療報酬にかかる施設基準のメインは、リハスペースの内法で160m2の面積、 そして同時に開院の時期は12月と決まっており、スケジュールに1日の猶予もない 状況でした。
厚生局・保険所との協議をふまえ、病院からの機能要望と事業スケジュールを勘案し、 さらにテナントビル特有の設備コスト面にも配慮した、計画を全員で練りあげました。
患者さんは病院にくると、診察や会計の待合時間にいろいろなことを考えます。 「ちゃんと治るかな」「休んでいる間会社は大丈夫かな」「みんなに迷惑かけたな」
少しでも患者さんのストレスが和らぐよう、待合スペースは街中のCAFEのように リハビリスペースは、活動的なスポーツショップのような雰囲気で、緑豊かな景色を とりこむ、気持ちの良い空間づくりを目指しました。
スケジュールタイトの状況下で、病院、建設、各協力メーカー同じ方向に向いて実現 した事業でした。