札幌パーキンソンMS神経内科クリニック 様 (2016年)

藻岩山・手稲山・北大キャンパスををとりこむ、CAFEのようなクリニック

藻岩山・手稲山・北大キャンパスををとりこむ、CAFEのようなクリニック

札幌パーキンソンMS神経内科クリニックさまです。札幌駅に隣接するオフィス
ビル街の12階ワンフロアに、病院本体(医療法人 北祐会神経内科病院)と連携する
サテライトクリニックをつくりたいとのご依頼です。

病院からの具体的な要望

・ 3つの診察と処置室、患者待合・受付、リハスペースをワンフロアにつくる
・「脳血管疾患等リハビリテーション料Ⅰ」の診療報酬・施設基準をクリアする。
・ 患者さんが心からリラックスできる、空間構成と仕上材の選択に配慮する。

実現に向けた3つのポイント

12階のフロアからの札幌の景観を活かす効率的なゾーニングと、CAFEのように
リラックスできる解放的なリハビリ・待合スペースをつくる

1 藻岩山・手稲山・北大キャンパスを活かす効率的なゾーニング

はじめてクリニックを来院される患者さんは、病気にくわえ交通機関での移動
もあり、不安とストレスを感じています。ビルに到着し、エレベーターを降りた
瞬間に最初に目にとびこんでくるのは手稲山の景色
、さらにリハスペースからは
緑あふれる北大キャンパスが見渡せます。

「すべては、患者さんのために」 という北祐会神経内科病院の理念にもとずいています。

2 諸官庁との協議をふまえ、施設基準、工事工期、コストをクリア

整備事業を進める上で大切なのは、確実に収入を上げ、支出を拡大させないこと。

今回の診療報酬にかかる施設基準のメインは、リハスペースの内法で160m2の面積
そして同時に開院の時期は12月と決まっており、スケジュールに1日の猶予もない
状況でした。

厚生局・保険所との協議をふまえ、病院からの機能要望と事業スケジュールを勘案し、
さらにテナントビル特有の設備コスト面にも配慮した、計画を全員で練りあげました。

3 スターバックス+アディダスショップのような、気持ちの良い空間ですごす

患者さんは病院にくると、診察や会計の待合時間にいろいろなことを考えます。
「ちゃんと治るかな」「休んでいる間会社は大丈夫かな」「みんなに迷惑かけたな」

少しでも患者さんのストレスが和らぐよう、待合スペースは街中のCAFEのように
リハビリスペースは、活動的なスポーツショップのような雰囲気で、緑豊かな景色を
とりこむ、気持ちの良い空間づくりを目指しました。

スケジュールタイトの状況下で、病院、建設、各協力メーカー同じ方向に向いて実現
した事業でした。

制作実績一覧

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