自分達の両親にも入居してもらえるような、施設っぽくない施設をつくりたい
※15年間勤務させていただきました、株式会社石本建築事務所さんで、最後に担当させていただいた、監理業務です。
山梨県内で、特別養護老人ホームなどを運営されている社会福祉法人平成福祉会様です。「お客様の満足と感動」「自分がされたいように、人にせよ」という方針を掲げながら、福祉サービスを提供されております。
ご依頼の内容は、「自分達の両親にも、胸をはって入居してもらえるような、施設っぽくない色合いの施設づくり」でした。
発注者のイメージを十分に理解した上で、内部のインテリアを提案する
- 発注者様は、施設に対する明確なイメージを持っておられました。そのため、今回はいかに発注者様の頭の中のイメージを形にするかがポイントでした。
- 雑誌の切り抜きや映画のシーンをもとに近いイメージを再現したり、
- 具体的な仕上げ材料を、メーカーのモデルルームやサンプルにより選択し、吟味しました。維持管理面も合わせて協議し、工事費予算内で調整を行いました。
共有したシーンをもとに、部屋ごとのイメージボードをつくり、確認の上、現場に反映する
- 発注者である理事長様は、施設に対する明確なイメージを持っておられましたので、そのイメージを共有することから始めました。
- イメージを共有した後は、その検証のために、雑誌の切り抜きで具体的なシーンを確認したり、メーカーのモデルルームを一緒に見に行ったりなどして、部屋ごとのイメージボードをつくり上げていきました。
- また、サンプルがないものは現場で大きめのサンプルを作ってもらい、数種類の中から吟味し、決定しました。
- 出来上がった建物は、利用者はもとより、一緒に訪れるご家族の方からも「気持ちのよい施設」という言葉をいただいております。