SAWA医療設計- 病院設計専門

札幌市内で、一般病棟を中心に、約350床のベッド数を持つ総合病院様です。
社会的背景や、各方面からの要請を受け、新生児集中治療室（NICU）の３床から６床への増床と、それに伴う新生児室、授乳室、調乳室等の改修工事です。病院の運営を妨げずに、工事費予算内で改修工事を行うという課題をいただきました。

• 高くなる医療度に配慮し、授乳室、新生児室、NICUの順で工事を行う。
• NICU室の工事においては、患者さんである赤ちゃんの工事中の移動を最小限にするため、隣室に設備の整った仮設のNICUをつくる。
• 仮設のNICUの設備は、NICUの拡張時に有効利用し、経費を削減する。

• NICU室には、早期出産等で産まれてきた赤ちゃんが、医療ガスや機器類と接続された保育器に入りながら、入院されています。
• 「運営を妨げない」課題の解決方法が当初見つからず困惑しておりましたが、病院の事務局長より、「隣に設備を整えた仮設のNICU室をつくり、将来的な拡張時に利用しよう」と提案があり、まさに、最善の方策と考え、詳細な検討の上、工事を行いました。
• 仮設のNICU室は、工事終了後には、新しい新生児室として使うため、設備が整った環境にスタッフも喜んでおられます。