こんにちは代表の澤です!
みなさん、建物のLCC(ライフサイクルコスト)という言葉をご存知でしょうか。
みじかな話で置きかえると、自分の車を買って廃車にするまでに、どれ位の
費用がかかるかというです。
車を購入する時もいろいろ悩みますよね。購入時の大きなポイントは「デザイン」
「安全性」、「燃費」などがあげられると思います。北海道の場合、冬の間は
道も悪く道路は渋滞し、さらに外はマイナス10度、暖房は欠かせません。
そんな条件下において、近年タクシー業界において、ハイブリッド車が増えて
きました。もちろんガソリン車に比べて、購入時の価格は高くなります。
しかし、あのシビアなタクシー業界において、ハイブリッド車が選択される
ようになったのは、長年の経験とデータからはじき出した、収支分析の結果に
よるものと思われます。
建物のライフサイクルの考え方もとてもよく似ています。「病院」という用途
に限定すると、LCCに初期の建設にかかる費用は、約20%程と言われています。
後の80%は、水道・光熱、点検・保守、清掃などの運用維持管理、税金・保険、
建物の解体処分となり、初期費用は「氷山の一角」と言われています。
みなさん、もうお気づきと思いますが、車の燃費の問題も車を乗る機会が少なけ
ればそれほど気にする必要はありません。事業を短期でとらえるか、長期でとら
えるかです。
LCCを小さくする、氷山全体の容積をコンパクトにするには、海面上の見えている
部分と、水面下に隠れている大きな部分の両方を見据えることが重要となります。