小規模多機能型居宅介護施設 北樹会病院 様(2007)

    地域に密着した、家庭的でローコストな小規模多機能型居宅介護施設をつくりたい

    <ご相談内容>

    札幌市内で療養病床を中心に約280床のベッドを持つケアミックス型の医療法人社団「北樹会病院」様です。
    リハビリを中心として、高齢者の方々の「生活の再建」を目指しておられ、在宅サービスも充実している病院です。

    病院の近くの住宅街の敷地に、地域密着型サービスの拠点として「小規模多機能型居宅介護施設」を新築するものでした。

    「2階建てで、1階には通所介護施設を併設、2階に家庭的な小規模多機能型居宅介護を、限られた予算の中でつくりたい」という課題をいただきました。

    地域に密着し、地域の人々に受け入れられることで、利用率アップにつなげる

    <SAWA医療設計が提供した設計サービス>

    通りを歩いている人々から、中での生活の様子がわかって安心してもらえるような、開放的な施設をつくる。

    • 新しい施設での活動を知ってもらうことで、安心感を高め、家族や知人への紹介を促し、利用者増につなげる
    • 具体的なつくりとしては、利用者の日中の滞在時間が長い「食堂」「リビング」「機能訓練室」を通りに面して配置し、大きな窓をつける。
    • 利用者からも、通学する子供達や街の様子を感じとることができ、より活動的で元気になれる施設として、利用者のリピート率を高める
    小規模多機能型居宅介護施設 外観の写真
    小規模多機能型居宅介護施設 外観
    小規模多機能型居宅介護施設の写真
    小規模多機能型居宅介護施設 内装

    構造と設備システムの比較検討により、工事費用とランニングコストを削減!

    建設費用は、利用者の宿泊料金等に連動します。今回の事業においては、施設の利用率を高めるつくりこみと同時に、建設コストの抑制が不可欠でした。

    <改修工事による効果>

    • まずは、鉄骨造と鉄筋コンクリート造について、耐久性、耐火性、振動等、20項目からの比較検討を行った結果、鉄骨造を採用し、工事費を削減しました。
    • 設備の検討については、工事費に加え、30年間分の水光熱費の観点から検討・協議の上、決定しました。
    • 近年の油の高騰は、事業に大きな影響を与えます。給油、暖房、厨房を油、ガス、電気の組み合わせから詳細に検討しました。
    • ハード面での検討はもとより、スタッフの方々の知恵と工夫をこらした、ソフト面での地域への働きかけにより、1階の通所介護施設とともに、利用率が高まっています

    まとめ

    SAWA医療設計が行なった「家庭的でローコストな小規模多機能型居宅介護施設のポイント」は、以下の通りです。

    ローコストで地域密着の小規模多機能型居宅介護施設のPoint
    1. 地域に密着し、地域に受け入れられる施設として利用者の安心感を高め、利用者増に繋げる
    2. 構造と設備システムの比較検討により、工事費用とランニングコストを削減

    その結果、地域に開かれた施設として受け入れられつつ、コストも抑えることができ、お客様からも喜んでいただけました。

    お困りごとがありましたら、お気軽にご相談ください

    SAWA医療設計 電話番号

    SAWA医療設計の病院改修サービス

    お困りごとがありましたら、お気軽にご相談ください

    SAWA医療設計 電話番号