既存のリハビリ室を改修して、限りなく自宅に近いADL室をつくりたい
<ご相談内容>
札幌市内で回復期リハビリテーション病棟、一般病棟、医療療養病棟などの275床のベッド数を持たれている「医療法人社団 北樹会病院」様です。
時代の流れをふまえ、既存のリハビリ室を解体し、回復期リハビリ病棟に隣接する本格的なADL室をつくる改修工事を行いました。
最初に各部門をつなげる廊下をつくることで、
増築棟と既存棟との間に安全な通路を確保し、病棟の運用を止めずに改修工事を行う
<SAWA医療設計が提供した設計サービス>
- 増設棟の新しいリハビリ室が完成してから、旧リハビリに病棟と増築棟をつなぐ廊下を設置し、病棟の運用を妨げずにADL室をつくる。
- ADL室は、一般的な訓練スペースではなく、1LDKのマンションのように「限りなく自宅に近い環境」にする。
- マンションのように、玄関には段差があり、WC、リビング、キッチン、和室、洗面、洗濯スペース、風呂など、実際の家庭内のような生活感のある空間を再現することで、日常生活に近い環境でのリハビリが可能な空間にする。
病院の運営を妨げず、リハビリスタッフの想いを詰め込んだADL室を実現!
他の病院ではあまり見られない「自宅に近いADL室」ができたことによる効果は、以下のとおりです。
<改修工事による効果>
- リハビリスタッフは、より質の高い医療サービスを患者さんに提供できるようになり、患者さんは、安心して家に帰る自信が持てるようになりました。
- また、より実践的な訓練が可能な、質の高い医療サービスが提供できるようになり、新たなスキルアップを目指すリハビリスタッフの新規採用にもつながっているようです。
まとめ
SAWA医療設計が行なった「病院の運営を妨げずに ”自宅のようなADL室” を実現した改修工事のポイント」は、以下の通りです。
運営を妨げず、自宅のようなADL室を実現する改修工事のPoint
- 増築棟と既存棟との間に安全な通路を確保し、病棟の運用を止めない
- 1LDK賃貸マンションにそっくりなADL室をつくり、より実践的な日常生活動作の訓練をスタッフと患者が行えるようにする
その結果、病棟の運用を止めずに「自宅のようなADL室」をつくることができ、お客様からも喜んでいただけました。
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