病院改修サービスのご案内
このページでは、SAWA医療設計の「病院改修サービス」について詳しく説明します。
経営課題の解決を支援する、SAWA医療設計の改修サービス
病院経営の持続可能性は、建物を建てた後の運用コスト削減と収益向上にかかっています。
私たちSAWA医療設計は、病院の改修設計を通じて、効率的で経済的な経営をサポートします。3つの改修サービスを活用することで、次のような具体的な経営効果が期待できます。
- 運用コストの削減:ライフサイクルコストを意識した設備改修で、光熱費や保全費を抑制。
- 人件費の最適化:動線改善や作業環境の整備により、スタッフの業務効率を向上。
- 診療報酬アップ:施設基準クリアを目指した設計で収益向上を実現。
- スタッフの働きやすさ:快適で機能的な施設づくりで離職率を低減。
- 医療の質の向上:患者さんとスタッフの動線を分離し、医療事故リスクを軽減。
- 医療機器の最適配置:空間を有効活用し、新しい設備投資の負担を軽減。
- 長期的な運用計画:次世代の運用を見据えた改修設計で、持続可能な経営基盤を構築。
- 地域で選ばれる病院へ:患者さんと地域社会に信頼される病院づくりをサポート。
私たちにできること
- 私たちにできることは、病院経営者のみなさんに経営判断の材料を提示することです。
- 経営判断のためには、現状の課題を解決する複数案をたて、比較検討しなければなりません。
- 適切な判断を行うための改修計画案を提示し、私たち専門家が建築的なサポートをします。
私たちにできないこと
- 私たちにできないことことは、経営判断です。
- 判断のための建築面からのサポートはしますが、経営方針の決断は経営者しかすることはできません。
- 現状の課題や予算はそれぞれ違います。具体的な問題点を把握できない状況では、改修計画案は提示致しません。
お困りごとがありましたら、お気軽にご相談ください
改修工事完成までの流れ
お電話でもメールでも、お気軽にお問い合わせください。
おおよその概要を伺ったうえで、打ち合わせのお約束をさせていただきます。
TEL 011-218-0303
(担当 SAWA医療設計 澤 匡文)
改修の目的や現場でのお困りごとをお聞きします。
建物の情報をお持ちの建築図面で確認します。
<面談後の大まかな流れ>
(無料※)
- 建物図面などをもとに、改修対象の現地調査を行います。
- 数名のスタッフで伺います。
(初回無料)
- 改修計画案A提出
- たたき台としてのA案による打ち合わせから、課題を深掘りします。
(2回目 有料:基本料金10万円〜30万円 ※)
- 改修計画案B提出
- A、B案の比較検討表を提示し、改修方針を絞り込みます。
- 概算コストの相談(想定される改修工事費と設計監理料を提示します)
- 病院内部での検討結果をふまえて、次の段階に移行します。
- 設計監理契約の締結
- 第1回設計監理料支払い(10%)
- 改修計画案の見直しと再検討(2〜3回)
- 工事発注方式の検討
- 第2回設計監理料支払い(30%)
- 改修計画案が固まった段階で、基本設計の完了となります。
- 詳細図の検討
- 医療機器、備品などのレイアウトのほか、設備仕様の打ち合わせを重ねていきます。
- 工事費概算を作成します。
- 金額により、仕様変更等を検討します。
- 第3回設計監理料支払い(30%)
改修工事着工に向けて、以下の作業を進めていきます。
- 施工業者に本見積りを依頼
- 工事金額の調整
- 工事請負金額の決定
- 改修工事契約
- 着工
- 竣工
- 第4回 設計監理料支払い(30%)
お困りごとがありましたら、お気軽にご相談ください
設計監理料に関しての目安
設計監理料は、「改修工事部の面積」と「医療機能」を基準としています。
下記の設計監理料は、基本設計、実施設計、工事監理にかかる税抜の合計金額となります。
病院改修工事の設計監理料(目安)
病院改修工事の設計監理料(目安)は、以下の通りです。
設計監理料 = 延床面積(㎡) × 38,400 ※1(円) × 医療機能係数 ※2
※1 上記の 単価 38,400(円)は、国土交通省 令和6年3月から適用する「設計業務委託等 技術者単価」における「技師(C)」の単価を参考にしています。
※2 医療機能係数の例は、以下のとおりです。
医療機能係数とは、対象となる改修部の医療機能により、弊社にて難易度により定めた係数です。
医療機能係数 | 改修部(例) |
---|---|
係数1.0 | 事務室、会議室、WC、浴室など |
係数1.5 | 病室、スタッフステーション、診察室、処置室、一般検査室など |
係数2.0 | 手術室、血管造影室、放射線室など |
※病棟の病室などで室が連続する場合は、割引いたします。
注1:「設計監理料」は、基本設計、実施設計、工事監理にかかる費用です。
注2:「延床面積」は、建築基準法の延床面積を基準とします。
注3:「設計業務委託等 技術者単価」は、毎年度ごとの国土交通省の発表資料を参考に改訂します。
注4:重量のある医療機能を設置するなど、構造計算が必要な場合は、別途計上します。
注5:電気容量が従前より増えるような機器を設置するなど、特別な設備設計が必要な場合は、別途計上します。
注6:遠方の場合は、別途交通費を実費にていただきます。
注7:上記の算定式には、消費税は含んでおりません。
注8:手摺の設置などの部分改修は、面積換算できませんので、別途ご相談ください。
改修工事設計監理料の例:
- RC造・病棟WC改修(特別な構造計算などがない場合)
-
45(㎡)× 38,400(円)× 1.0(係数)= 1,728,000円(税抜)
- RC造・倉庫から手術室へ改修(特別な構造計算などがない場合)
-
90(㎡)× 38,400(円)× 2.0(係数)= 6,912,000円(税抜)
※上記2つの例には、工事着工後の現場監理業務を含んでいます。
お困りごとがありましたら、お気軽にご相談ください
サービス提供エリア
病院改修サービスの対応エリア:
病院改修サービスについては、北海道内を中心に、特に道央圏でのサービスを中心に展開しています。函館などの道南エリアや旭川などの道北エリア等、その他の地域についても、ご相談いただければ対応可能な場合がございますので、お気軽にお問い合わせください。
道外を含む遠方からのご依頼については、設計監理を伴わないコンサルティングサービス等、ご依頼内容によっては、遠方のお客様からのご依頼も可能な場合があります。ただし、交通費や宿泊費などの実費が発生する場合がありますので、事前に詳細をお伝えいたします。
お困りごとがありましたら、お気軽にご相談ください
よくある質問(FAQ)
- 【SAWAの病院改修サービス】を利用するメリットは何ですか?
-
病院の改修設計を通じて、効率的で経済的な経営(運営効率化、運用コストの削減、医業収入アップなど)を建築面からサポートすることが大きなメリットです。
具体的には、
運用コストの削減:ライフサイクルコストを意識した設備改修で、光熱費や保全費を抑制
人件費の最適化:動線改善や作業環境の整備により、スタッフの業務効率を向上
診療報酬アップ:施設基準クリアを目指した設計で収益向上を実現
スタッフの働きやすさ:快適で機能的な施設づくりで離職率を低減
地域で選ばれる病院へ:患者さんと地域社会に信頼される病院づくりをサポート
などがあります。 - 運営をしながらの改修に不安がありますが、大丈夫ですか?
-
現場の状況をみて、お客様と丁寧にコミュニケーションをとりながら、進めさせていただきます。運営への影響をできる限り抑えるために、ステップ図などを作成して段階的に工事を進める計画を作成したり、作業時間の調整しながら、音や振動、衛生管理にも配慮し、運営への影響を最小限に抑える計画を提案します。
- 予算が限られている場合でも対応可能ですか?
-
限られた予算の中で最大限の価値を提供できるよう、プランを提案します。診療に直接影響を与えない部分はコストを抑えつつ、必要なところにはしっかり予算を配分するといった費用対効果を常に意識した設計を行います。また、透明性を重視し、費用の内訳も丁寧にご説明します。
ご不明な点がありましたら、お気軽にご相談・お問い合わせください。