病院の建替えを決める前に、検討しておきたい3つのパターン

    A既存改修・B同敷地建替・C別敷地建替のイメージ図

    こんにちは、代表の澤です!

    「設備が古くなってきたので、そろそろ建替えを検討したい…」
    「でも、工事費も上がってるし、どうしたものか迷っている…」

    こんなご相談を医療法人さまからよく受けます。
    病院の建替えは、建築コストや運営への負担が大きく、プレッシャーや不安も大きいものと思います。

    そこで今回は、「病院建替前に検討しておきたい3つのパターン」について解説します。

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    この記事は、次のような人におすすめです。
    ・病院の建替えを検討している人
    ・「既存改修」か「建替え」で迷っている人
    ・病院建替えについてアドバイスがほしい人


    これから説明する3つのパターンを検討した上で計画を進めると、迷いや手戻りが少なくなります

    実際の相談内容をもとに、病院専門20年の設計士がポイントを絞って解説しています。ご興味のある人は、ぜひお読みください。

    目次

    病院の建替えを決める前に、検討しておきたい3つのパターン

    病院の建替えを決める前に、まず、以下の3つのパターンを検討することをおすすめします。

    病院の建替を決める前に、検討しておくべき3つのパターン

    【A】既存建物を大改修する (一部増築も検討)
    【B】同敷地で建替えを行う (建替後は、既存建物を解体)
    【C】別敷地で建替えを行う (既存の土地建物は、別用途に転用 or 売却)

    【A】既存建物を大改修する (一部増築も検討)

    1つめは、「既存の建物を大改修する」パターンです。

    既存大改修の場合は、新築の場合と比べて工事コストが抑えられたり患者の離脱リスクが少ないなどのメリットがある反面、既存の建物を使用するため、法規制の影響設計上の制約などのデメリットもあります。

    また、耐震基準など建物の状態によっては、建替えを検討した方が良い場合があることにも注意が必要です。

    病院を既存大改修する場合のメリット・デメリットと注意点については、こちらの記事で詳しく解説しています。

    【B】同敷地で建替えを行う (建替後は、既存建物を解体する)

    2つめは、「同敷地で建替えを行う」パターンです。

    病院の建替えを同敷地で行う場合は、既存の患者を維持できることや、設計の自由度が高いなどのメリットがある反面、解体・新築・移転の期間で、工期が長くなりがちなケースもみられます。

    また、工事を行う際には、道路の接道など敷地の条件にも注意が必要です。

    病院を同敷地で建替えるメリット・デメリットと注意点については、こちらの記事で詳しく解説しています。

    【C】別敷地で建替えを行う (既存の土地建物は、別用途に転用 or 売却)

    3つめは、現在の敷地とは「別の敷地で建替えを行う」パターンです。既存の土地と建物は、病院以外の別な用途に転用か売却することになります。

    病院の建替えを別の敷地で行う場合は、病院の運営への影響が少ない設計の自由度が高いなどのメリットがある反面、患者の流出リスクや土地取得コストに加え、移転にかかる時間やコストも見込む必要があります。

    また、土地を取得する際には、災害リスクや地盤などにも注意が必要です。

    病院を別の敷地で建替えるメリット・デメリットと注意点については、こちらの記事で詳しく解説しています。

    まとめ

    今回は、「病院建替前に検討しておきたい3つのパターン」について解説しました。

    病院の建替を決める前に、検討しておくべき3つのパターン

    【A】既存建物を大改修する (一部増築も検討)
    【B】同敷地で建替えを行う (建替後は、既存建物を解体)
    【C】別敷地で建替えを行う (既存の土地建物は、別用途に転用 or 売却)

    以下の記事では、「3つのパターンのメリット・デメリットと注意点」を詳しく解説しています。ご興味のある人は、ぜひお読みください。

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