病院の収納を見直せば業務効率アップ!今すぐ実践できる3つのポイント

    病院事務室の写真

    こんにちは。SAWA医療設計、代表の澤です。

    「スタッフが必要な物を探す時間が長い…」「備品が取り出しにくく、動線が悪い…」そんな収納の課題を感じていませんか?

    病院やクリニックでは、効率的な収納が業務のスムーズな運営に直結します。適切な収納の工夫をすることで、スタッフの負担を軽減し、業務効率を向上させることが可能です。

    SAWA

    この記事は、次のような人におすすめです。
    病院の事務室をスッキリ整えたい病院管理者
    ・収納の改善で業務効率を改善したい人

    この記事では、テレビ番組で紹介された“収納の達人”のコツを参考に、医療現場に適用できる具体的な収納改善の方法を解説します。

    手の届きやすい場所への配置、目的別の整理、収納棚の特性を活かした活用法など、すぐに実践できるノウハウです。ぜひ最後までお読みいただき、病院の収納改善に役立ててください。

    目次

    収納の考え方は病院でも同じ!

    先日、テレビ番組を見ていたところ、“収納の達人”と呼ばれる女性が出演していました。番組の内容は、彼女がある芸能人の自宅を訪れ、キッチンの食器や家電の配置を見直し、より使いやすく改善するというもの。

    病院内の処置室や準備室などの収納と、一般住宅のキッチンでは規模や機能は違いますが、根本の考え方は似ているように番組を見ながら感じました。

    そこで今日は、病院を新築・改修した際の医療スタッフとの打ち合わせ経験を踏まえながら、収納に関するお話しをします。

    医療現場の収納改善の3つのポイント

    キッチンでの改善ポイントをを医療の現場にあてはめた医療現場の収納改善の3つのポイントは以下の通りです。

    ポイント①:よく使うものは、手が届きやすい場所に移動する

    医療スタッフはほとんどが立ち仕事ですから、頻繁に使うものは、立ったまますぐに手が届く場所に収納するのが理想です。

    しかし、実際には「以前からカウンター下に置くことになっているから…」といった理由で、よく使うものでもしゃがんで取らなくてはならない配置になっていたりすることも少なくありません。

    よく使うものが取りにくい場所にあるなら、収納場所を見直し、もっと便利な位置へ移動させてみましょう。

    よく使うものは、立ったままでもすぐに手が届く場所に移動しましょう!

    ポイント②:衛生面も考慮しながら、目的別にまとめる

    キッチンでいえば、「電子ジャーの近くにしゃもじとご飯茶碗」、「コーヒーカップの近くにドリップ用フィルターと豆」を配置する、といった具合です。

    医療現場でも、処置やケアなど医療行為の目的ごとに機器や医療材料を整理し、衛生面を考慮しながらまとめることで、スタッフの移動を減らし、省力化につながります。

    ポイント③:収納棚の特徴をつかみ、使用頻度に応じて配置する

    収納棚にはさまざまなタイプがあります。例えば、患者さんから見えないように引き違い戸をつけたり、両開きの扉をつけたりします。

    引き違い戸の場合は左右の端、両開きの扉なら中央部分が特に取り出しやすく、よく使うものを配置するのに適しています。

    収納棚の特徴をつかんでよく使うものを取り出しやすい位置に配置しましょう!

    開かずの扉に注意!定期チェックで収納を最適化

    扉のついた収納は、中に何が入っているか見えなくなるため、意識からも消えてしまいがちです。

    「そういえば、この扉、もう1年くらい開けてないな…」なんてことはありませんか?

    こうした“開かずの扉”をなくすためにも、半年に一度は収納の中をチェックしましょう。特に天井近くの吊り戸棚には、イベント時に使った備品や、過去に不要になったものが眠っていることが多いものです。

    • 不要なものを整理すれば、収納スペースが有効活用できるようになります。
    • その結果、部屋全体の整頓もしやすくなります

    収納を見直せば、医療現場の業務効率と安全性が向上する!

    忙しい業務の中で収納の見直しをするのは大変かもしれません。しかし、一度改善してしまえば、スタッフがしゃがむ回数が減り、余計な移動もなくなります。その結果、医療現場全体の作業効率がアップします。

    また、目的別に整理することでチェックがしやすくなり、安全性も向上します。ぜひ、一度試してみてください!

    まとめ:収納の見直しで病院運営をスムーズに

    今回は、「病院事務室の収納の見直しで、業務効率を改善する方法」について解説しました。

    医療現場の収納改善で業務効率をアップさせる3つのポイント
    1. よく使うものは、手が届きやすい場所に移動する
    2. 衛生面も考慮しながら、目的別にまとめる
    3. 収納棚の特徴をつかみ、使用頻度に応じて配置する

    収納の工夫ひとつで、作業の効率や安全性は大きく向上します。

    医療現場でも、よく使うものは手の届く場所に配置し、目的別に整理することで、スタッフの負担を減らせます

    また、定期的に収納を見直すことで、不要なものを排除し、スペースを最大限活用できるようになります。

    日々の業務をスムーズにするために、収納の改善にぜひ取り組んでみてください。

    スタッフステーションの業務改善について興味のある人は、こちらの記事もご覧ください。

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