
外壁の一部が剥がれきた – 補修業者に伝えるべき3つのポイント!

こんにちは、代表の澤です。
札幌市内の医療法人さまから、以下のご相談がありました。
「外壁の一部が剥がれてきたのですが、補修を依頼する業者さんにどの様に伝えればよいですか?」

この記事は、次のような人におすすめです。
・外壁の補修を業者さんに依頼する予定の人
・外壁の改修工事で、無駄なコストをかけたくない人
・「こんなはずじゃなかった」と後悔したくない人
この記事を読めば、外壁補習の際に、業者に伝えるべきポイントがわかります。
この記事では、病院設計20年の経験から、業者に依頼する際の注意点をまとめました。
外壁の補修の際、無駄なコストや想定外の補修コストの発生を抑え、病院運営への影響を最小限に抑えたい方に向けた記事です。業者さんに依頼する前に、ぜひお読みください。
ご相談内容と依頼の背景
こちらの病院は、建物が竣工してから30年ほど経過しております。
写真からもわかるように、剥がれ落ちている外壁のすぐ上には窓があり、その窓の下端の水切りとシーリングもかなり劣化しています。
そのため、そこから侵入した水が冬期間に仕上げ材の裏側で凍って膨張し、仕上を押し上げたことが剥がれの原因です。
業者に補修を依頼する際は、修繕の方針を明確に伝えることが重要です。
補修する際に、業者に伝えるべき3つのポイント
業者に補修を依頼する際には、以下の3つの点に留意してください。
業者に伝えるべき3つのポイント!
- 建物の耐用年数を決める
病院の将来的な建替計画などをふまえ「あと何年建物をもたせるのか」を明確に伝えてください。
(例:3年、5年なのか、それとも10年なのか)。 - 仕上げ方法のグレードを吟味する
仕上げのグレードにおける「松・竹・梅」を教えてもらい、それぞれの見積りを依頼する。
(例:「5年もつとはいえ、メインの玄関側なので見た目を重視して綺麗にしたい」
「裏側で人通りがないため、とにかく水漏れしなければよい」など - 病院運営への影響を確認する
病院の運営に影響がでるような、騒音や出入りの制限などがあるかをきいておく。
①について、この病院では、将来の建替計画をふまえ「最長でも5年間の耐久性を条件」としました。当然ながら、この点は、補修コストに大きく影響します。
②については、業者は要望に合わせた仕上げ方法とその範囲を提案できます。1回の見積作業で済むよう、松・竹・梅の各グレードの金額を提示してもらうと、お互いの時間と労力のロスを回避できます。
③は、工事内容によっては、コンクリートの躯体を削る作業やアンカーの打設が必要な場合があり、騒音や振動が発生することがあります。病院の運営に影響が出ないように事前に相談し、可能であれば土日などに作業を集中させるよう依頼しましょう。
工事期間の長さや休日作業のコストアップに影響することもありますので、見積りの際には、これらの条件を必ず業者に伝えるようにしてください。
まとめ
今回は、「外壁補修の際に、業者に伝えるべき3つのポイント」について解説しました。
余計な手間や無駄なコストの発生を抑え、病院の運営に極力影響が出ないように、上記のポイントを業者さんに伝えてください。
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